http://president.jp/articles/-/12217

どこまでも続く「ソニーの一人負け」

しかし、スマホで手軽にゲームを楽しむユーザーがゲームファンの主流の時代に、ハイスペックのコンソールマシンがどこまで受け入れられるか大いに疑問だ。マニアやコアなゲームファンが初速を引っ張っても、かつてPS2がソニーの利益の半分以上を稼いだような状況にはならないと思われる。残念ながら、PS4はソニーの救世主にはならないだろう。




一見正論を言ってるように見えますが、論点が『今はスマホが主流だからコンシューマは成功しない』という評論家お決まりの理屈なのが呆れますね...。

それではまるでスマホさえ無ければ、PS4はPS2の様に大ヒットするかの様に受け止められます。そこじゃないでしょう。

スマホなんか存在していなかったPS3の時から国内ではミリオン越えのソフトは一本だけです。国内でハイスペックマシンが売れないという状況はその時点から始まっていて、スマホはほんの一因にすぎません。

さらにどうしようもないのがこちらの発言。


ちなみに「スマホのゲームはやらない」とコンソールマシンにしがみついている任天堂の戦略も、凡庸な常識人である私には理解できない。スーパーマリオやドンキーコングといった同社のわかりやすいコンテンツは、それこそスマホ向きだ。




スーパーマリオやドンキーコングを少しでもやったことがある人間なら、それらがスマホの操作性に向いてないということは分かりそうなものですが。

まあアップルが標準でゲームコントローラーを搭載してくれるというのなら話は別ですけどね。

続いて任天堂の健康事業についても。


岩田聡社長は「ヘルスケア分野に注力する」と言っているが、スマホの世界にはヘルスケア関連のアプリがすでに山ほど出ている状態だ。ヘルスケア領域で、常に携帯できるスマホにWiiやDSで対抗するには、よほどのアイデアが必要だ。奇跡的なアイデアが出たとしても、半年後にはそれがスマホのアプリで安く売られているだろう。




未だにWiiとDSと言ってるのが気になりますが、まあそれはいいとして。

健康路線に関しては詳細がまったく見えてこないので何とも言えませんが、仮にWiiFitの様なものだとして、今現在スマホで安く売られてるんですかね?見たことありませんが。

確かにヘルスケア系のアプリは大量にありますが、どれも自己データを入力して管理するだけの簡素なものばかり。まさか任天堂がそんなものを作ろうとしているはずもないでしょう(笑)

任天堂はこれまでもこれからも、ハード・ソフト一体型のビジネスを理念としていくことは変わらないと思います。スマホに簡単に真似されない独自のものを期待したいですね。



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