以前にも、トラウマ体験の4時間以内にテトリスをプレイすることで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を抑える効果があるという研究結果が話題になりました。
しかし、4時間以内にテトリスをプレイするというのはあまりにも非現実。そこで今回は、その翌日にテトリスをプレイしても効果があるのか?という実験を行ったそうです。
そこで今回、同チームは、時間が経ってからでもテトリスで遊ぶことで効果があるのか検証するため、新たな実験を行いました。まず、56人の被験者はトラウマになりそうな悲惨な光景が写っている12分間の映像を視聴。
翌日、被験者たちは映像の記憶を活性化させて脳の中で修正されるよう、同じ映像とその概要を再度見ます。その後、半分の被験者は12分間テトリスをプレイ。1週間後、テトリスをプレイしていた人たちはプレイしていなかった人たちよりもトラウマ的な映像の記憶が51%少なく、PTSD診断に使われる質問表の点数も低かったのだそうです。
http://www.gizmodo.jp/2015/07/ptsd_2.html
どうやら、テトリスをプレイすると脳で視覚情報を素早く処理する為、トラウマ的な出来事に関するイメージが浮かぶのを阻止してくれるらしいです。
これ『似たようなゲーム』でも効果が得られる可能性はあるそうですが、別ジャンルのゲームでもどうなるのか実験して欲しいですよね。画面内で目まぐるしく動く情報を素早く処理するゲームって、何も『落ち物パズルゲーム』に限った話ではないと思うので。
そういえば、『テトリスはソ連が資本主義国家の生産力を低下させる為に開発した』とかいう都市伝説もあったっけ(笑) 中毒性があって没頭できる遊びには、何かプラスの面があるのかもしれません。
スポンサーリンク
◆コメント◆
コメント一覧 (1)