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レベルファイブ日野晃博社長が『魅力的な企画』について語った基調講演のレポートがファミ通に掲載されています。

http://www.famitsu.com/news/201510/17090999.html


記事を読む限りでは、日野社長の凄いところは、他のキャラクタービジネスで成功した作品を徹底的に分析する能力と、その成功した方法論を巧みに取り入れるところにあるようです。

確かにレベルファイブの作品は他のヒット作を連想させるものが多いですよね。『妖怪ウォッチ』なんか特にヒットの法則を総動員して大成功させたような作品ですし。

そして良い企画とは『夢』を語るものだと主張する日野社長。

企画は夢を語るもの。完璧である必要はない!

 以上を踏まえて日野氏は、まとめとして、「いい企画とは夢を語り、未完成であるべきである」と語る。詳細な設定まで詰め込む必要はなく、夢を語ること。その企画を見た人に、「完璧な企画ですね」と言われる必要はなく、むしろ「おもしろい企画だけど、こことここは、こうしたほうが?」などと言われるくらいのほうがいい、というのが日野氏の考えなのだ。


そういえば以前、糸井重里さん、宮本茂さん、岩田聡さんの3人が『駄目な企画』について語ったことがありました。

宮本
「夢」とか「たのしい」とかが
いちばんに出てくる話は危ないんですよ。

糸井
ぼくも禁止ですよ、「夢」。
「夢」は小さいほどいいって
ふだんからよく言ってます。

宮本
ぼくも「夢」は自分で禁止してます。
「たのしい」とかもね、
なにが「たのしい」かわかってないと。
ただ「たのしい」だけじゃダメですよね。

岩田
しかし、この2人が「夢禁止」とか言って(笑)、
ちょっと、たまらないですね。

宮本
「夢」はもう、昔から禁止です。
自分が困ったときによく使ってたから。

岩田
「夢」きらい。

糸井
うん。

宮本
「夢」は絶対禁止。

http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/souj/sp/index18.html


日野社長の発言の意図とはズレるのかもしれませんが、なんとなくこの記事を思い出してしまいました(笑) ここまで徹底的に夢を否定されると笑ってしまう(笑)



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