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2016年10月に発売された「PlayStation VR」について、Business Journal(ビジネスジャーナル)がブームが一瞬で終わってしまったと指摘、その理由について説明しています。



 発売直後こそ世間の注目を浴びたものの、それから10カ月ほどたった現在、PSVRが話題に上ることはほとんどなくなってしまった。発売時は好意的に取り上げていたメディアも、完全に興味を失ってしまっているのが現状だ。

 鳴り物入りで発売された革命的デバイスであるはずのPSVRが、なぜ話題にすら上らなくなっているのだろうか。

PSVR、性能の低さにガッカリする人が続出?

「PSVRの性能には、正直ガッカリという印象でした。特に解像度は“2世代前のゲーム”に毛が生えた程度でしかなく、プレイ画面はかなりボヤけます。さらにヘッドセットをかぶっても、連動するはずの視点とゲーム操作の間にズレが大きいため、メディアで騒がれたほどの没入感や臨場感は得られませんでした」

「同時発売のタイトルにも目玉になるものがなく、現在もそれほどレパートリーは増えていません。結局、PSVR購入者の満足度が低かったので、ソフトの需要も伸びていないという悪循環です」(後藤氏)

[引用:biz-journal.jp



確かにPSVRのブームは一旦落ち着いちゃいましたね。理由としては、画質の粗さ、価格、生産台数など、挙げ出すとキリがないですが、やはり一番はコンテンツ不足かなぁと。

例えば、セガの名越氏は「VRは開発コストがかかるから無理」とはっきり言っちゃってます。だからVR専用タイトルは開発コストの安い小規模ゲームが多く、大手メーカーの大作は殆ど出ていないというのが現状。

VR対応の大作といえば『バイオハザード7』がありますが、PSVRの利用率は僅か10%。どんなに巨大な投資をして開発しても、たった10%しかユーザーが存在しない市場に本気を出すソフトメーカーはいないでしょう。

VR技術自体には可能性があると思うので、個人的に期待はしていますが。まだまだ一般に普及するのは先になりそう。


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