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昨年3月に発売され、あのWiiをも上回る好調なスタートを切った「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」。

Wiiは、全世界で1億台を売り上げる驚異的な普及台数を記録した一方で、ハードのライフサイクル自体はPS3やXbox360などのライバル機よりも短いものでした。

今後、Nintendo Switchのライフサイクルがどのような立ち位置になっていくのか、任天堂の経営方針説明会の質疑応答にて言及する場面がありました。


◆スイッチはこれまでより息の長いハードに


宮本茂さんは、ニンテンドースイッチのサイクルについて、「これまでのハードのライフサイクルは5年から6年ほどでしたが、それよりもっと続くようにできれば面白いと思います。」と説明。

ニンテンドースイッチをこれまでより長く遊べるハードにしたいという考えを述べています。

また君島達己社長は、Nintendo Switchの「いつでも、どこでも、誰とでも」遊べるという特徴のソフトを今後も数多く発売し、コンセプトを理解してもらうことを2年目の課題として挙げつつ、「いくら計画を話しても思い通りにはならないのが娯楽ビジネスなので、新しい面白いものを継続してつくり続けたい。とだけ申しあげます。」とコメントしました。





◆スイッチのライフサイクルはどうなるか?


Wiiが記録的な大ヒットの割にライフサイクルが短くなってしまった理由の一つに、HD対応テレビが思ったよりも早く一般家庭に普及したことが挙げられると思います。これについては任天堂自身も「予想できなかった」とコメントしていました。

今後、4K/8K対応テレビがどれくらいの速度で普及していくのか分からないですが(総務省は2020年までに全国で50%の普及目標を掲げています。)、スイッチを高性能な携帯ゲーム機として見た場合、必ずしも高画質化が必須ということはないでしょう。

とはいえ、せっかくスイッチが大成功しても、次のハードでまた0から普及させるというサイクルはリスクが大き過ぎますし、PS4 ProやXbox One Xのように上位機種を出しながら長生きさせるという戦略もあり得るかと。実際、任天堂もNewニンテンドー3DSをリリースしたという例もありますからね。




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