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電撃オンラインが、ニンテンドースイッチ市場における、メーカー間の販売格差の広がりについて指摘しています。



2017年度のゲーム市場では、ソフト間、メーカー間の販売格差がこれまで以上に広がったことは前2週のレポートで記した通りである。そして、この販売格差は好調なNintendo Switch市場においても見られる。

 2017年度のNintendo Switchは全74タイトルで920万本を売り上げ、市場の約3割(28.3%)を占めた。その市場構成を見ると、『スプラトゥーン2』、『スーパーマリオ オデッセイ』、『マリオカート8 デラックス』のキラータイトル3本で約6割(57.9%)。前記3本を含む任天堂タイトル12本で実に約8割(79.9%)を占め、残り2割の市場を62本のサードパーティタイトルで食い合っている状況だ。

 Nintendo Switchが発売されて間もない今、任天堂が市場を牽引するのは当然と言える。しかし、こうした偏りや占有が続くと、サードパーティが開発を萎縮、ソフトのタイトル減につながり、結果として市場が失速する恐れも出てくる。願わくばサードパーティからもヒット作が生まれ、Nintendo Switch市場全体がさらに活性化することに期待したい。


[引用元:dengekionline.com



ニンテンドースイッチ市場の任天堂タイトルが占める割合が大きいというのは、以前にも電撃が指摘していましたっけ。


電撃「ニンテンドースイッチは任天堂しか売れてない。任天堂タイトルの割合は8割」


電撃によると、スイッチ全74タイトルの内、任天堂の12本が売上全体の8割を占めており、残りの2割をサードパーティの62タイトルが奪い合っているという状況。

こういった任天堂の一強状態が続けば、サードパーティが開発を萎縮し、ソフトの減少に繋がり、結果的に市場が失速する恐れがあると指摘しています。


まあ任天堂のソフト売上が大半を占めるのは当然のことで、現状スイッチに独占のキラータイトルをリリースしているのは任天堂1社のみで、他のソフトメーカーは移植かせいぜいマルチのみ。

勿論、マルチで出してスイッチ版だけが売れないという状況が続けば、サードが開発を萎縮するというのも分かりますが、『進撃の巨人2』、『FIFA 18』、『LEGOシリーズ』など他機種版と同発のマルチタイトルであれば、PS4版と同等かそれ以上の売上を記録していたりします。


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つまりサードが売れないわけではなく、まだ売れるようなタイトルが少ないというだけでしょう。

発売1年目からキラータイトルを連発した任天堂に対して、サードパーティは様子見していたところが多く、移植出来そうな過去タイトルを急いでリリースしていたような状態でしたから。

サードの動きが表面化してくるのは2年目以降だと思うので、そこからの売り上げは注目ですが、1年目のサードの売上はあまり参考にならないかなと。





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