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東洋経済オンラインにて、『「ゲーム=悪」と全否定する親に伝えたい視点」という記事が掲載。

「ゲームは勉強の妨げになる」と不安を抱える親たちについて、リクルート次世代教育研究院院長の小宮山利恵子さんと、一般社団法人教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんが語り合っています。


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ゲームをすべて排除していいのか

小宮山:そう思っている親御さんも多いかもしれませんね。ただ、それで片づけていいのかなという思いはあります。

私、子ども時代はゲーマーだったんです。小学生の頃にファミコンが流行った世代で、ファミコンをやりすぎて故障して2台目を買ってもらうほどハマっていた時期がありました。そういう経験をふまえて誤解を恐れずに思い切って言うと、子ども時代に何かに夢中になる経験はいつか役に立つときがくると思うんですね。私の場合はその当時の経験からつながって、今、子どもたちがどうしたらそれぞれの「好き」を見つけて、それを探求するための学びに夢中になれるか、AIはどこまで活用できるのかという研究をしています。

石田:それはおっしゃるとおりで、子ども時代に何かにのめり込む経験は、何もないよりはあったほうがいいです。集中力や自己肯定感も高まるので、子どもの才能を伸ばすうえでも大切な経験になります。

熱中する対象がスポーツやピアノなどの習い事であれば親としては気がラクかもしれませんが、子どもが興味を持つことがゲームということもあるわけです。その場合に重要なのは、依存症にならないように親が管理すること。それだけゲームには子どもを引き込むものがあるわけですから、その要素を学習に活用しない手はないと思います。


「ゲーム=悪」と全否定する親に伝えたい視点



この手の議論って、ファミコンが登場した35年以上前から繰り返されてきたことですが、今は親もゲームを遊んできた世代のはずなのに、結局そこの議論は無くならないんですね…。

まあ確かに今のゲームって、オンラインに対応してたり、グラフィックも実写並みにリアルだったりで、昔のゲームとは比較にならないわけですが。

最近は、世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を疾病と認定したりと、かえってゲームの立場が悪くなっている中で、親もゲームへの警戒心が高くなっているのかもしれません。

また記事では、ゲームによって集中力や自己肯定感が高まること、教育的ゲームの進化などゲームのポジティブな面を紹介。かといって好きなだけ遊ばせるのではなく、家庭内でルールを決めて遊ばせることが必要としてます。

Nintendo Labo』を教育に生かす動きもあったりと、企業としては親も味方に付けないとユーザーを獲得できないので、こういった努力も必要になってきますね。


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