先週、東京国際映画祭にて、『ピクミン』ショートムービー上映後に任天堂の宮本茂さんとドワンゴの川上会長の対談が行われました。対談自体はゲームとはあまり関係のないピクミンのショートムービーの話題が中心だったので、あまり面白いものではありませんでしたが、いくつか気になる話題もありました。
それは、1993年にハリウッドで映画化された『マリオ』の実写映画、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』について。
あの映画をマリオの生みの親である宮本さんはどう思ってるのか、ずっと気になっていたので、話が聞けたのは嬉しかったです(笑)
宮本さんによると「賛否あるけど、ああして扱って貰えて事は嬉しかった。実写で撮ると、こう解釈されるのかと思って面白かった」と、自分の作品が変な解釈で映像化されたことは、わりと気にしていない様子でした。こういう原作モノの映像化って怒るのは原作者よりも周りのファンだったりするんですよね。
また、あの映画は企画段階までは良かったそうですが、脚本化が進むうちに段々おかしくなっていったそうです。ハリウッドの脚本は分業が一般的で色々な人の意見が反映されます。ゲーム好きの作家の意見や、そうではない作家の意見が入り混じって、ああいう形になったのかもしれません。
宮本さんはマリオのキャラクターライセンスのチェックは厳しいらしいですが、作家性の強い人なら明らかにその人が作ったと分かるからOKらしく、あの映画もあそこまで原作をぶち壊してるなら、一目で別の人が作ったと分かるからOKなのでしょう(笑)
今度、久々に見てみようかな。
宮本 茂(任天堂)×川上量生(ドワンゴ)スペシャル対談生中継
http://sp.live.nicovideo.jp/gate/lv197347514
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◆コメント◆
コメント一覧 (4)
マリオを映画化しようとした事は評価する
今では考えられないほどにキャラクター管理がユルユルだった
あまり土日に記事を出すことがなかったから嬉しい
余裕があればどんどん記事を出してほしいです