2014-12-03-20-41-50

オランダの総合電機大手フィリップス・エレクトロニクスは2日、任天堂を相手に起こした特許侵害訴訟について、両社それぞれの特許に関するクロスライセンスで合意したと発表した。

合意に関する金銭的な条件については明らかにしていない。

問題となった特許は、ゲーム機に使用される動作感知やジェスチャー認識のシステムに関連したもの。合意に伴い、フィリップスはドイツ、英国、フランスおよび米国での任天堂に対する訴訟手続きを取り下げる。

http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPKCN0JG0WE20141202


今回の訴訟問題、フィリップスは任天堂に対し、多額の賠償金と、将来的なWiiUの販売停止を訴えていました。結果としては両者の特許に関するクロスライセンス契約という形で合意したとのこと。

クロスライセンス契約とは、企業間で特許等の知的財産を互いに使用料を支払わずに利用できるようになる契約のことです。正直、フィリップスとの交換条件に合う特許を任天堂が所有していたのは意外でしたが。

そして、『合意に関する金銭的な条件については明らかにしていない。』とのことですが、和解金については多額なら開示の義務がある筈なので、開示していないということは少額ということでしょう。まあ後ほど開示される可能性もありますが。

とにかく詳細が不明な為、色々と憶測が飛んでいるようですね。

フィリップスは多額の賠償金を求め、それに対し任天堂は完全に『無効』という形で争っていただけに、結果としてはお互いに譲歩したというところでしょうか。

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