2012-06-05-12-16-39


2015年のWiiUは『ゼノブレイドクロス』『スプラトゥーン』『スターフォックス』『ゼルダの伝説』など大型タイトルだけが注目されがちですが、実は久々にWiiU GamePadに特化したタイトルが続々登場する予定なのです。

宮本茂の『GamePad活用プロジェクト』


任天堂の「Wii U GamePadの存在意義を徹底的に高める」という方針のもと、宮本茂氏が昨年6月のE3にて紹介したタイトルがいよいよ今年発売されます。

2015-02-18-08-27-33
『Project Giant Robot(仮称)』2015年発売


2015-02-18-08-27-33
『Project Guard (仮称)』2015年発売


E3 2014で発表された時点では、この2本のタイトルは『Nintedo Land』のミニゲームのように、まとめてワンパッケージで発売されるものと思ってましたが、最新の発売スケジュールを見ると別々に記載されていることから、それぞれ単体で販売されるようです。

個人的に、スマホゲームの普及によって好みのゲームだけを安く買える今、複数のミニゲームを寄せ集めてフルプライスで売る時代はもう終わったと思っています。とはいえ、この2本のタイトル、単体で売るには些か地味な印象を受けますが、果たしてどのようにアプローチしていくのでしょうか。

ユーザーのクリエイティブを活かす使い方


更にもう一つ、任天堂が示すGamePadの可能性として、『UGC:User Generated Contents』、つまり『Mario Maker(マリオメーカー)』のような、ユーザーのクリエイティブを活かして作ったものを皆で共有するという使い方があります。

2015-02-18-08-27-33
『Mario Maker(仮称)』2015年発売


このゲーム、『3DSでもいいじゃん』という指摘をよく目にするのですが…。

例えば、子供がGamePadの画面で作成したステージを、リビングの大画面に映して家族や友達みんなで共有して遊ぶ。こういった構造はやっぱり3DSの小さい画面では不可能なんですよ。

『Mario Maker』は『Nintendo Land』のような画期的なGamePadの活用法ではないものの、自然な形でGamePadを取り込んだ、任天堂の提唱する『リビングに最適なゲーム機』というコンセプトに最も近いタイトルだと思います。

2015年はGamePadの年に


WiiUはローンチから1年間はゲームパッドを活用したタイトルを積極的にリリースしてきましたが、何故か2014年にはその傾向は殆ど無くなってしまいました。2015年は初心に立ち返り『WiiU GamePadの存在価値を高める年にする』と岩田社長も語っています。

今後は『ゼルダの伝説』や『スターフォックス』のような人気シリーズの続編もしっかり出しつつ、GamePadを使った実験的なタイトルの研究も続けるという事が、WiiUの当面の課題ということになりそうです。



Wii U ベーシックセット (WUP-S-WAAA)
Nintendo Wii U
任天堂
売上げランキング: 103


スポンサーリンク