2015-03-23-21-35-28

日経ビジネスオンラインに掲載されている任天堂 岩田社長のインタビューにて、改めて射幸心を煽るソーシャルゲームについて語っています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150320/278995/?P=1

・フリー・ツー・プレイ自体は以前から否定していない。ただ一部のユーザーから沢山の課金を得るより、大多数のユーザーから適切な対価を支払って貰う形のほうが、健全で長続きすると思っている。

・ガチャ課金などの手法はものすごい収益を上げたが、「一時的なもの」ということを社内外で申し上げた。

・ユーザーがビジネスの仕掛けを理解してしまうと、冷めてしまうと思う。

・かつて世の中には、誰でも大儲けできるというビジネスはいっぱい生まれたが、5年以上続いたことは歴史上ない。

・特定のユーザーからより多く課金させるような、ユーザーの行動分析・顧客動態はしない。そんなことをしたら、任天堂のIPに傷がつき、任天堂ブランドの信頼は地に落ちる。

・今の状況で危機感がないというのはいけないが、悲壮感はない。任天堂はこのままでは済みませんよ、という気持ちでやっている。


DeNAと提携を発表したことで、各所で『任天堂はソーシャルゲームの世界に行くのか?』というような書かれ方をされてるけど、任天堂の姿勢は以前と一貫しているように思います。つまりガチャ課金のようなビジネスはやらないと。この点に関しては安心していいでしょう。

ただガチャ課金のような、ユーザーの行動分析をして特定のユーザーから高額課金を得るというビジネスって、まさにDeNAという会社そのものなんですよね(笑) よくまあ業務提携に至ったな、と改めて思います。

任天堂としてはやはりゲーム専用機に客を呼び込むことが目的のようで、今回の取材でも、「スマホ向けビジネスは『諸刃の剣』みたいなもので、スマホ向けだけで満足されてしまっては困る」と語っています。これは私も一番危惧しているところで、DSやWiiのカジュアルゲームを好むユーザーの中には、スマホでもって任天堂のゲームが遊べるのならそれで十分と思っている方も少なくないでしょう。

つまりスマホ向けだけで完結させるのではなく、その先(ゲーム専用機)に何かもっと面白い事が待っていると思わせることが出来ないと、任天堂のスマホビジネスは成功とは言えないということです。その為には従来のビジネスモデルに沿ったものではなく、新しい任天堂らしいビジネスモデルを提案する必要があると思います。

単に任天堂キャラクターが登場するだけの平凡なソーシャルゲームにだけはならない事を祈ります。



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