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「コントローラーを持って画面を見ながらプレイする」のが主流である、この30年以上変化のないビデオゲームのスタイルについて、今後もこれが続いていくのかどうか、任天堂株主総会で質問を受けた、高橋伸也氏、宮本茂氏、塩田興氏の3人がそれぞれの見解を述べています。


高橋氏は、「任天堂は常に新しいことを考えている」として、例えばNintendo Switchのローンチタイトルである『1-2-Switch』では、「画面を見ずにお互いの目を見ながらプレイする」という提案をしました。

また、VRについても、コントローラーだけでなく遊びそのものを変えたいと考え、『Nintendo Labo Toy-Con 04: VR Kit』を作ったという経緯を説明。


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そして宮本さんは、「十字ボタンとボタンで遊ぶ」というスタイルを最初につくったのは任天堂であり、またニンテンドウ64で初めてアナログで好きな方向に動かせるようにしたのも任天堂で、どちらも今では業界のスタンダードになっていると主張。

そして現時点では「正確さと信頼性を求める時はこのスタイルが勝っている」と考えている一方で、早く今のコントローラーから卒業した方がいいとも思っていて、色々なチャレンジをしているそうです。

また色々なモーションコントローラーも試したが、合う人と合わない人がいるそうで、そういったことを繰り返しながら、一番コントローラーを知っている会社として、 次の世代の標準となるコントローラーを作りたいと思っているとのこと。


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塩田氏は、『スプラトゥーン』を例にあげ、一見すると従来型の操作に見えるものでも、モーションセンサーによって気持ちの良い操作が実現でき、同じように見えていても新しい技術が取り込まれていることが増えて来ているとコメントしています。


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確かに任天堂ほどコントローラーを変えたいと思っていて、尚且つチャレンジを続けている会社もないでしょうからね。

個人的に、今やスマホなどでも当たり前のタッチパネルでゲームを遊ぶという発想もニンテンドーDSがスタンダードにしたと思ってますし、モーション操作なんかもまだまだ可能性はあるでしょう。

ただ今のコントローラーの代わりになるような、全く新しいコントローラーというのは まだまだ難しそうですね。Wiiがあれだけブームになったところで、従来のコントローラーの座は揺るぎなかったわけなので。

多分、殆どのゲーマーにとっては今のコントローラーのままが一番と考えていて、そもそも新しいものなんて望んでないと思うので、尚更提案するのが難しそう。




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